こんにちは!!京都の宇治でヘアカラーが大好きな美容師、原 智史です。
今日、少し時間が空いた時に、前からちょっとやってみたかった事をしてみました。カラー剤の実験です。今回の実験は、メーカーによっての色の違いを検証してみました。こーゆー事すると、おそらくメーカーさんに嫌われます。今回の実験内容は、
- 同じ髪質の毛束を使う
- 同じ明るさのカラー剤を使う。
- 同じ放置時間にする
- 同じシャンプーで洗う。
です。条件を全く同じようにそろえます。幸い、今日は天気も良く、晴れています。絶好の実験日和です。室内での実験の為、天気は関係ないんですけどね・・・
では、始めます。
こちら、言い方悪いですが、お客様から採取した毛束です。この束を5本用意します。
この毛束を1回明るくしてみましょう。
ということで、同じようにブリーチしました。
黒髮のまま染めるとちょっとわかりにくいかなと思ったので明るくしてみました。せっかくなのでもう1度ブリーチします。
2回によってブリーチされた毛束を使って次はカラー剤を塗ります。
今回使用するカラー剤は、
- THROWカラー
- イルミナカラー
- アディクシーカラー
- ルベル マテリア
- シュワルツコフ ピクサムF
この5つのメーカーの全て8レベルのアッシュに揃えて塗ります。メーカーによってアッシュという名前ではないものもありますが、いわゆるアッシュを塗ります。ブリーチした髪が少し黄色っぽいので、よりアッシュ感を出す為に、10%だけ黄色を消してくれるバイオレットを混ぜます。
この状態で15分間、放置します。メーカーによって少し放置時間の違いがありますが、今回は同じ条件での検証なので、15分でいきます。
15分置いてシャンプーして、まだ濡れている状態です。全く差がわかりません。乾かしてみましょう。
毛束にはアイロンを通してます。わかりますか?違いが・・・
ちょっとわかりにくいですかね。実物を見ると全然違う色なんですが・・・
別ポジションで撮ってみました。ちょっとわかりやすくなったと思います。
↑これ、写真の明るさだけ調整してみました。これならかなりわかりやすいです。
まとめ
今回5つのメーカーのアッシュを使ってみたんですけど、他にもまだまだメーカーはたくさんあります。同じアッシュでもどのようなポイントをおさえて作っているのかがよくわかります。最近では、本当にカラー剤も進化して、どのメーカーも時代に合わせたカラーを作っているというのが率直な感想です。美容師はこのカラーを他の色と組み合わせて色を作りだすわけなんですが、これだけメーカーも様々で、色の種類も多いわけですから、ヘアカラーは無限の可能性を秘めているということですね。この実験で、このアッシュが1番良いというわけではなく、お客様に合わせた1番似合うアッシュがわかる。という、実験です。人によっても好みも違います。
みなさんの好みの色はどれですか??
今回はこの夏、絶対外せない色、「アッシュ」で検証しましたが、赤やピンクなどで実験してみても面白い結果が出るかもしれませんね。またやってみます。
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