こんにちは。京都・宇治のヘアカラー特化型美容師の原 智史です。
少々、美容師さんにしかわかりにくい内容も多いかと思います。昨日のブログの中身を、少し解説していきます。
こちらが昨日更新したブログなんですが、省略した部分がありました。
普段なら使うことのないオレンジ色をミックスした理由!!
では、その省略した部分について解説していきましょう。
美容師さんでも、一般の方でも、カラーをした時に(特にトーンダウン)「あれ?思っていたよりも色が入らなかった・・・」
なんて事、経験した事ないですか?
そんな時に役にたってくれるのが「オレンジ」なんですよね。
それは、オレンジがメラニンの役割を果たしてくれるからです。
そもそも、髪の毛ってなんで色があるのでしょう?
黒髪、茶髪、金髪、白髪・・・
何も染めていない状態の黒髪も、髪の毛の中のメラニン色素によって黒という色を作り出しています。
ヘアカラーやブリーチを髪の毛に塗ると、髪の毛の表面のキューティクルが開き、内部に浸透して、髪の中にある、メラニン色素を分解していきます。そのメラニン色素の分解こそが、髪色を茶髪にしたり、金髪にしたりする事ができるのです。
髪の毛の中のメラニンというのは、5%にも満たないほどの量しかなくて、このメラニンが0%となった時に、髪の色が作りだせず、白髪となってしまうわけです。
メラニンというのは、髪色を決める上で、とても大切な要素だと言えますね。
それともう1つ。以前のブログで、こんな事にも少し触れました。
髪の毛の内部の物質CMCの事↓
⚠︎CMCとは、簡単にいうと、髪の毛の内部の物質で、主成分はタンパク質。水分や油分、薬剤が通る部分。髪の毛の内部の接着剤とも言われ、細胞同士を繋ぎ合わせてくれているものです。このCMCが不足すると、髪の毛の水分などが保持しにくかったり、いくらトリートメントをしても中に入ってくれなかったりと、とても重要な役割を果たしてくれているのがこのCMC。
このカラー剤やパーマ液が通る道、CMC。
度重なるカラーリングやパーマにより、髪の毛は、思ったよりも負担がかかっています。
ダメージを受ける事によって、髪の内部のCMCも失われ、カラー剤どころか、水ですら通らなくなってしまいます。
このメラニンとCMCと髪質の問題を考えて、昨日、セルフブリーチのお直しに「オレンジ」をミックスしたわけです。
使用したカラーは、THROW ナチュラル、モノトーン、とデミ アソートアリアのオレンジ
まず、髪の毛は、繰り返されたカラーによってダメージを受けている上のセルフブリーチ+セルフカラー。
霧吹きで水をかけてもあまり、髪に水分が入りにくい撥水毛。(水分が入りにくいという事は、カラーもトリートメントも浸透しにくいです)
メラニンが不足しているのと、カラー剤が入りにくいという事から、この場合は、素直にトーンダウンしない。
そもそも、メラニンがないと髪の毛は染まりません。その時にオレンジを少し混ぜるだけで、オレンジがメラニンの代役となり、色を入れる為の補助をしてくれるのです!!
今回ナチュラルをベースにモノトーン、オレンジをミックスしたんですが、オレンジ感は出さないようにちょっとしか使ってないのと、ブリーチ部分に色を入れるという事が非常に難しいポイントとなりました。
モノトーンも、今回は、グレー感を出す為に使うのではなく、ブリーチ部分とそこまでブリーチされてない部分の色の差が出すぎてもおかしいし、モノトーンで、全体の色の鮮やかさを抑える為に使っているので、仕上がりは極めてナチュラルです。
美容師以外の方が見ると、なんのことやら・・・
と思うかもしれないですが、ここまでちゃんと考えながらカラーリングするのがプロであり、みんなちゃんと頑張って美容師免許とったんです。
セルフカラーには絶対に負けない自信があるので、ぜひヘアカラーは美容師にお任せ下さいね!!
たまにセルフカラーでもめちゃくちゃ上手く染めてる人も見ますけどね・・・
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